【楽団概要】
藤岡地方ユネスコみらいジュニアオーケストラは、群馬県藤岡市で活動するオーケストラです。
藤岡市文化事業団主催「みらい音楽広場」に参加していた子どもたちを中心に、2002年に創設されました。
講師の先生方の御指導の下、定期演奏会(毎年10月)、みらい音楽広場(同3月)に向けて練習を重ねています。
【こんなオーケストラです!】
(1) 充実した講師陣
群馬県が世界に誇る(!?)群馬交響楽団の元楽団員を中心とした講師陣が、丁寧に指導します。指揮・合奏指導は、木幡仁清(こわたさときよ)先生。クラリネット奏者としての演奏活動の傍ら、群馬〜埼玉地域の多くのアマチュア合奏団や中高吹奏楽部の合奏指導に携わるなど、後進の育成に積極的に取り組んでこられたベテランです。楽器の演奏方法などについても、各楽器の演奏家・指導者として永く活躍してきた経験豊かな先生方がそろっていますので、安心です。もちろん「オーケストラだけでは物足りない」「もっとうまくなりたい!」という方には、個人レッスンも対応できます。
*講師紹介*
木幡仁清先生: 元群馬交響楽団クラリネット第一奏者、クラリネット、指揮
井上上子先生: 元群馬交響楽団ヴァイオリン奏者
福田景子先生: 上野学園大学卒、ヴァイオリン
中島正美先生: 元群馬交響楽団ヴィオラ奏者
碓田寛治先生: 元群馬交響楽団チェロ奏者
赤木昌二先生: 元群馬交響楽団コントラバス首席奏者
榊原 誠先生: 元群馬交響楽団オーボエ奏者
関本隆夫先生: 群馬交響楽団ホルン奏者
榊原あい先生: 洗足学園大学卒、パーカッション
(2) 個々の技術レベルに対応
速いパッセージ、高い音など技術的に難しい箇所が出てきた場合、音を省略するなど、各自の技術に合わせて楽譜をアレンジし、楽しく演奏できるようにします。努力することは大切ですが、難しすぎることを無理してこなそうとすると、演奏技術における「悪い癖」がついてしまい、却ってマイナスになることがあります。永く楽器を続けられるように、基礎的技術を重視して指導します。
(3) オーケストラの醍醐味と本物の音楽での感動を
演奏する曲目は、クラシックの名曲が中心となります。ポップスなどにも良い曲はたくさんありますが、作曲者自身がオーケストラの音や性質を想定して書いた曲の方が、壮大な響きや美しいハーモニーなど、大人数による合奏の醍醐味を、より楽しめると考えているからです。
選曲においては、子供たちもよく知っている曲を多く取り上げるようにしています。これまでに、運動会では定番の「天国と地獄」(オッフェンバッハ)、歌謡曲にもメロディーが引用された「木星」(ホルスト)、中学校の音楽の授業で鑑賞曲に指定されている「モルダウ」(スメタナ)などを演奏しました。なじみある曲を実際に演奏することで、より音楽に対する理解が深まります。
(4) 年齢制限はありません!
当団は「ジュニアオーケストラ」を名乗っており、子ども主体で活動しておりますが、大人の方にも参加していただけます。親子で参加し楽しんでいる方もいます。また、個々の技術レベルに合わせて楽譜を簡略化したりしているので((2)参照)、「オーケストラをやってみたいけれど、一般の社会人オケはレベルが高そう……」という大人の初級〜中級者の方にもお勧めいたします。現在の団員の年齢は、下は7歳、上は66歳です。
団員募集中です!
【藤岡地方ユネスコ協会について】
ユネスコ(UNESCO / United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization / 国際連合教育科学文化機関)は、人類が二度と戦争の惨禍を繰り返さないようにとの願いを込めて、国際連合の専門機関として1946年に創設されました。本部はフランスのパリにあり、ユネスコ憲章の理念を実現するために、教育・科学・文化、コミュニケーションを通じて国際理解や国際協力を推進し、人びとの交流を通した国際平和と人類の福祉を促進しています。
藤岡地方ユネスコ協会は、ユネスコの目的に沿って、民間の立場からその推進に寄与するために設立されたボランティア団体です。1977(昭和52)年に「藤岡多野ユネスコ協会」として設立、1988(昭和63)年に現在の名称へ変更され、現在に至っています。その運営には主に市教育委員会のメンバーがあたり、官民一体となって日々活動しています。
藤岡地方ユネスコみらいジュニアオーケストラは、藤岡地方ユネスコ協会が手がける青少年育成・文化交流事業の一環として、2002年7月21日に設立されました。姉妹団体に、藤岡地方ユネスコ少年少女合唱団(1998年8月18日発足)があります。
(参考: 藤岡地方ユネスコ協会30周年記念誌(平成19年発行))